報道ステーション 2009.09.03
高速道路無料化に関する発言
一色「あの、運送業者の方に聞きますとですね、あの、コストが下がる事よりも渋滞の事のほうを
心配してるっていう感じがあるんですけど」
馬淵「はい、あの、渋滞はですね、確かに現状においてはですね、渋滞が発生する箇所というのも
想定はされています。我々も、即座に全ての全線を無料化するのではなくて、一定の社会的
影響を考慮しながら、という事を掲げてまして。これは社会実験をやっていこうと。
無料化社会実験。
今は例えば、ETCの割引とか出てますけども、無料化社会実験によって現実的な、渋滞が
発生する箇所という事を特定できるし、国民の皆様方にも理解いただける。
また、それがあまりにも影響が大きいという事であれば、これはシミュレーションによって
これを総研(?)国土交通省が把握をしておりますので、その渋滞が起きる発生箇所に
おきましては、料金抵抗を残す」
古館「あっ!そこは!」
馬淵「はい」
古館「その、いわゆる首都高速と、えー、阪神高速以外は無料と思ってる人多いんですけど」
馬淵「はい」
古館「そうじゃないんですね?今後、シミュレーションやってって」
馬淵「はい、これはですね」
古館「有料になる所もあるんですね?」
馬淵「少なくとも、全線一斉に無料ではないです」
古館「そうですか。そこをちょっとね、コマーシャル前にちょっと説明してその後もお伺いしたいと
思うんですけども、簡単に言いまして、財源、通行料、民主党が主張してるのは1.2兆円。
これは通行料として、財源として取るんだと。で、今、私が言いました首都高と阪神高速で
料金収入が0.4兆円ですから、差し引いて8000億円というものは通行料が発生するわけですね。
これはちょっとビックリなんです。
じゃ、いったいどこがタダでどこが有料なんだっていうあたりの、今後の可能性はね」
馬淵「はい」
古館「ちょっとコマーシャルを挟んで馬渕さんにお伺いしたいと思います」
〜CM〜
古館「細かいところを除いて再度ご覧頂きまして、この1.2兆円。この0.4兆円を引いて8000億円は
先ほども言いましたように料金取る。
これ、これからの実験なんでしょうけどね、先ほど馬淵さんが仰ったように。
これ、だいたい渋滞が起きそうな所って東名とかね、中央道とか関越とか色々ありますねぇ。
こういった所は一部一部料金取るんですか?」
馬淵「えー、箇所に関してはいい加減に申し上げる事は出来ないんですが、少なくとも国土交通省、
シミュレーションしてました。私、予算委員会で明らかにした10割引の試算をしていた、と。
その中に全て渋滞状況のシミュレーションがあってですね、そこから今回、計算をして通行料、
まぁ例えば渋滞が著しく発生する箇所、社会的に影響が大きい所に関しては、まずいきなり
無料にするのではないと。料金抵抗を科していこうという事が試算の中で出た数字が1.2兆円なんです。
で、これはまぁ、どこの路線のインターチェンジ、どことどこだという事は申し上げる事は
出来ませんが」
古館「でもだいたい渋滞箇所っていうと、だいたい見えていきますよね。大雑把には」
馬淵「まぁ皆さん方には。ただし、これは時間帯別であったりですね、非常に細かなデータを取って
確認していく必要があります。で、私は、元々持論としては社会実験を行うべきではないかと
思っていた。それが国民にとっては一番分かりやすいですからね?」
古館「はい」
馬淵「だから、”あーこんなに渋滞するのであればここはちょっと困るな”という所を皆さん方に知って
頂きたい、と。
ただそれは実際に影響を及ぼして、社会コストが発生する可能性もありますので、ま、最低限の
シミュレーションの中から判定していく。ということでこの数字を出しました」
古館「あーそうですか。
あの〜、一般的にはこういう考え、どうでしょうね。馬淵さん」
馬淵「はい」
古館「もちろん環境問題、CO2の事、大事な事ですからおいといてですね。
一般の感覚として、渋滞してる。高速なのに渋滞している。渋滞しちゃって低速になってるんだから、
ね?料金払いたくないよ、と。で、スイスイ行く所とかね、これだけね、えーまぁ受益があるん
だから、これお金払ってもしょうがないよっていうのはね、そういう感覚もあると思うんですよ?
あの、反対論の中には」
馬淵「ただですね、先ほど申し上げたように、料金あるから乗らなくてっていう道路なんですね。
そういう状況が起きている道路っていうのがたくさんあるわけですよ。地方なんかそうです。
こういった所は料金取ろうが取らまいが渋滞発生しませんから。だからそこは即座に無料化出来ます」
古館「それはいいですよね。ま、確かに話は逆に戻りますけども、確かに今も儲かってない所は」
馬淵「これは即座に無料化出来るんです」
古館「うん」
馬淵「地方に関しては」
古館「そうすると、地方の高速道路の無料化っていう事を、地域の所の分野でマニフェストでもね、
これ書いてますから、まず地方の高速の無料化って事を明確に言ってもらえればもっと分かり
やすかったんじゃないですかね?」
馬淵「はい、まぁ、ただ、あの、そこは私なんかが申し上げてきましたが、あの、具体的な路線名までに
どうしても及んでしまうので、なかなかそこは申し上げにくかった所があるんですね」
古館「・・・選挙前」
馬淵「ハハハ、はい」
古館「誠実な馬淵さんとしては言ってるんだけども、党全体で言うと聞こえのいい所い行ったっていうところが
あるのかもしれませんね」
馬淵「ん〜いえ、まぁ、というか、やはりあの、その箇所というのは地域の方にとっては重要ですから」
古館「えぇ」
馬淵「自分の町を通る道路の所はどうなるのかという、非常に重要な課題になりますので、選挙前にですね、
そこを明確にさせてしまうのはどうかというのが、若干働いたのではないかなぁと思います」