ろぐ保管庫
2chに投稿された興味深いレスを独断と偏見でコピペ。
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個人的に興味深かった2chのスレログをペタペタ貼っていきます。スレ荒れ防止のため、スレへのリンクは張ってません。どうしても気になる方はググれば発見できると思います。 「嘘を嘘と見抜けない人は(掲示板を使うのは)難しい」の精神でお願いします。
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2024/11/25 (Mon)
2010年8月15日 おかえりはやぶさトークイベント
07
12 :
名無しSUN
:2010/08/12(木) 23:03:30 ID:5RWBkNou
おかえりはやぶさトークイベント 8/15(日)
はやぶさが成し遂げた科学的・技術的成果と今後の展望を、プロジェクト関係者がご紹介します。
丸ノ内オアゾ 丸善・丸の内本店3F 日経セミナールーム(東京都千代田区丸の内1-6-4)
トークイベントお申し込みは締め切らせていただきました。
第一部
【日 時】 8月15日(日) 10:00〜10:45
【内 容】 その時、何を考えた?〜イオンエンジンの秘策〜
今回のミッションで推進だけでなく姿勢制御までこなしたスーパーマルチタスクのイオンエンジン。様々な状況に備えて準備されていたバックアップ機構などなど。今回のミッション成功を支えた「功労者」イオンエンジンの開発秘話。
第二部
【日 時】 8月15日(日) 12:00〜13:00
【内 容】 その時、何を考えた?〜最後の運用室とカプセル回収最前線〜
7年間、苦楽を共にした「はやぶさ」に最後のコマンドを送った際の心境や想いを語る。
一方、同じ時間、オーストラリアでカプセル帰還の瞬間を待ちわびていた回収班の心境を対比して、お互いの「はやぶさ」に対する想いを伝える。
さらに、砂漠の真ん中で7年ぶりにカプセルと再開した瞬間に込み上げてきた感情を研究者自らのトークで伝える。
第三部
【日 時】 8月15日(日) 14:00〜15:00
【内 容】 君が私たちに残してくれたもの〜新たな旅立ちに向けて〜
「はやぶさ」が私たちに残してくれたのは、さまざまな技術的成果だけでなく、”決してあきらめない心”。そして、その心や想いを次の世代に引き継ぐべく、新たな惑星探査への旅立ちに懸ける想いを紹介。
16 :
名無しSUN
:2010/08/15(日) 16:35:14 ID:voHvhFY0
「小惑星探査機はやぶさ Part79」から引っ越し
再掲ここから
実況に少し書きましたが、トークイベント第一部の内容で面白かったものを
まとめておきます。聞き間違いがあったら、他の聴講者修正プリーズ。
國中先生は色々と取材を受けておられるので、お話に新しい情報はあまりあ
りませんでしたが、中和器からのガス噴射の仕組みなど(詳細は語りませんが)
PPTで示されました。よくよく考えれば当たり前ですが、AB/BC/CD/DAの2個
使いでの噴射で制御していたそうで。中和器の向きからして1個だけじゃ反っ制
御できない回転になりますわな。
あと、今後のイオンエンジンの構想も少し発表されてました。
μ20(言うに及ばずMk2用)/μ10HIspd(たぶんイオンをより高速で排出するもの。2用?)/
μ1(人工衛星の姿勢制御用)とか。
17 :
名無しSUN
:2010/08/15(日) 16:36:01 ID:voHvhFY0
>> 16 つづき
で、「開発にはメーカーさんの協力が無ければできなかったんですよー」
ってことで、 NEC の堀内さん登場。登壇前に、國中先生と固い握手。
最初の方はイオンエンジンのシステム図を示されて、コンポーネント毎に
概要を説明されました。エンジン用の高圧電源が重量制限で3つしか搭載
できなかったと言われてまして、エンジンの同時運用が3つになっていた
のは、これが理由の様です。で、リレー回路を介して3つの電源と4つの
エンジンとを運用していたと。
エンジン開発には宇宙研で公開された大型チャンバーの他に移動可能な
小型のポータブルガラスチャンバーを使って、耐久試験以外の試験を行
ったそうです。 マイクロ波を使うエンジンなので他の機器への影響を
測定するEMC試験とか、また目視で確認しなければならない試験とか、
そういったものは全てPGCで。システム図にある各コンポーネントは
当然ながらケーブルで繋がっているので、EMC対策は念入りに行われた
様で。
18 :
名無しSUN
:2010/08/15(日) 16:36:50 ID:voHvhFY0
>> 17 つづき
つづき
忘れてました。
冒頭でイオンエンジンとSFの接点を少し語られてました。
2001年宇宙の旅のディスカバリー号がイオンロケットだったとか、
TIEファイターの"TIE"は Twin Ion Engineだったと後で知ったとか...。
こちらのURLではエンジンを家族に喩えてますが....
ttp://www.nec.co.jp/ad/hayabusa/story/03/03.html
今回のお話では、マイクロ波入反射特性/推力/放電頻度で性格付けされて
いました。(括弧内は、話を聞いて適当に書いたもの)
B:じゃじゃ馬(推力はあるけど放電頻度が高い...)
C:優等生(性能は申し分なし、ただし体が弱い。立ち上げるまでが一苦労)
D:ユーティリティープレイヤー(そつなくこなしてる)
A:未完の大器www
19 :
名無しSUN
:2010/08/15(日) 16:47:47 ID:voHvhFY0
>> 18
「完成と同時に技術の風化が始まる」ということで、どんな形であっても
継続的に開発を続けるのが重要と力説されていました。図面があっても3年
経過すると部品が手に入らなくなるので、また1から開発しなきゃ成らない
ってことで。そのため、小規模でも海外との取引が必要ということで、2007年
ごろに(米)エアロジェット社とコンタクトを取って、先日のニュースの通り
協業の話がまとまったとのこと。
最後に「はやぶさ」運用終了直前の運用室前でイオンエンジンの関係者を集め
た写真を見せていただきました。一人女性の方が映ってましたが、「はやぶさ2」
の担当になる後輩ですと紹介されていました(日経にも載ってた磯井さんか?)。
20 :
名無しSUN
:2010/08/15(日) 17:11:04 ID:voHvhFY0
>> 19
ここからJAXAの先生を1人司会に呼んで、3人でのトーク。
國中先生は帰国したばっかりとのこと。
その中で、NASAの小惑星有人探査(!)計画の話を少しされました。
※具体的な話は一切ありませんでしたけど。
ここでイオンエンジンのクロス運用の話になりました。
國中先生が「良い回路を思いついた!」ってことで、試作検討が終了してフライト
モデルを開発しようという時になってダイオードの追加依頼を堀内さんに相談した
とか。堀内さんは「検討していないものを搭載できない」とメーカーの立場から言
われてたんだと思いますが、國中さんに押し切られたそうです。
國中先生も技術の継続を重要視されていまして、予てから「イオンエンジンの産業化」
を叫ばれていて、堀内さんは「とはいっても実績がないと...」と当初は懐疑的だったとか。
あと開発サイクルの長さも指摘されてましたね。
日本は惑星探査だと実現まで10年以上かかるんで、技術者が一生の内に携われる
プロジェクトは2回ぐらいかなと。欧米は産業化のサイクルが速いと言われてました。
取りあえず、メモや思い出したものを書き出しました。
後は、思い出したら追加します。
23 :
名無しSUN
:2010/08/16(月) 00:09:16 ID:qadtkXm1
上の人とは、別人だけど。
スライドには、μ10が初期型、μ20が標準型となってた。
あと、μ30なんてのもあった。
24 :
名無しSUN
:2010/08/16(月) 00:52:43 ID:8hLIHyS0
>>23
席が後ろで、下の方や小さい文字は拾えなかったんだな。
思い出したのが1つ。
最初のマイクロ波式イオンエンジンを開発
(設計なのかどうかは不明)したのが堀内さん。
信頼性は低かったって事で、当時を振り返って
「申し訳なかったです」と恐縮してたかなと。
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2010/10/07 (Thu)
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