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2chに投稿された興味深いレスを独断と偏見でコピペ。
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152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/17(土) 21:13:54.24 ID:NMJdJmXO
宇宙教育セミナー札幌まとめ

明日は15時から的川センセイのお話。当日券アルヨー。オワリ

・・・だけじゃ悲しいので、少しちゃんとした話。
教育関係部分は除外。需要あるなら考える。
てか、はやぶさ有効利用しすぎだろJK。で、なんでNASAの映像ばっかり使ってんのー

圦本先生(理学側のお方)のお話
・イトカワの姿は歪すぎて、想定の範囲外。
・比重は1.9。みっちり詰まった岩石が3〜4くらいなのでめっさ軽い
予想の半分くらいでした。
・岩場と砂場の組み合わせでさらにびっくり

行く前は、表面は塵ばっかり+クレーター多数だと思ってた。
んで、最初の3点とカタチからみるに
1.もともとでっかい母天体(数kmくらい?)がぶっこわれた
2.破片の一部が互いに引き合って、ラッコの頭と胴体を別々に生成
3.銅と頭が合体! でも中身はたぶん、点でしか接触してない
4.イトカワに小天体がぶつかった振動で、重力の小さいとこに砂が集まった=みゅーぜすの海
って感じにできたんじゃないかなー

何でできてるかの話はサンプル分析待ち
でも、赤外線反射スペクトルデータで予想はできる。
カンラン石とか輝石とかかなー。てか、隕石のデータとそっくり同じ。

カプセルの気体は地球のだとしても、とっても重要。
カプセルの密閉に関しては、設計データも予測データもある。
解析はまさにそれの答え合わせ。

サンプルは、まずサンプルを壊さないでできる調査をして、それから割る。
割った半分は電子顕微鏡。もう半分はさらに分析。同位体顕微鏡とかで。

セミナー札幌二日目

的川先生編
☆はやぶさ話

川口先生が一番緊張したのはターゲットマーカの2個目投下時
メッセージの内容は、だいたい3種類「憧れ・共感・自己表現」

・イトカワの上の話
レーザーレンジファインダのテストの内数回は秘密のはずだった。
→ISASに寝袋まで持ち込んでた記者の眼を欺くことは出来ず
記者「秘密で何やってんすか!」
スタッフ「秘密だから話せません!!」

一回目の着地から離陸させるときに、デルタVを1桁間違えた。はやぶさ、10km離れるはずが100km離れちゃった
二回目の着地は慣れ方がハンパなかった。はやぶさ2作ったら、もっと凄いことになると思う。
みんなは大喜びしてたけど、川口先生は「まだわからん」の姿勢。でも頬緩んでそれ言っても……

・燃料漏れ→行方不明→復活
16分間もれてて、怖くてバルブ開けられない。
くになか先生は子供と遊園地いってたとこで呼び出されたとのこと。
行方不明になってから、文科省と予算バトルしてた。

イオンエンジンのダイオードは、仕様書にものってないらしい。
クロスドライブ成功の時のビデオ残ってるけど、川口先生のテンションが凄いことになってるらしい。
なお、キセノンの単位は「万円」です。

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/18(日) 20:24:19.48 ID:kZRWh90p
・帰還
落っことすのが確定することの川口先生はヤバかった。
はやぶさに「くん」付けしはじめたのは子オ時期。
中和神社の日は午後から会議なのに行った。
帰還のときの写真で、ハデに光ってるのは、キセノンと酸化剤だと思う。
あっさり見つかりすぎて、探索の訓練してたメンバーは逆にがっかりしたそうだ。
ラストショット撮影の提案は川口先生。他のメンバーはほぼ全員が反対したけど強行採決
スミアを「涙でくもった」といったら、メンバーが「PMがこわれた」とパニックに。

工学チームはおなか一杯。理学チームはこれからがテンションうp。違う意味で「壁」復活
ちなみにミッション達成で賭けしてたけど、パーフェクトに賭けたヤツはいなかった。

擬鳥化はやぶさの絵は、海外からも使いたいという声が殺到。
でも作者さんに英語メールを転送して困らせるわけにもいかず、翻訳も的川先生サイドのお仕事になった。
200$払ったとこもあったとのこと。

・あすかちゃんの手紙
スライドの中に、手紙の原文が写真で。
あとから、宇宙教室に来てくれました。

・イカロス話
イカロス君は理学サイドに冷たい≒すごく工学です
膜の設計した方は、おりがみが大好き

190 :セミナー二日目で教育話まわり:2010/07/18(日) 20:52:36.25 ID:kZRWh90p
・教育話
民族が大きくたくましく育つのは、その息子たちが冒険を愛したから。
最高の教師は、子供の心に火をつける。
宇宙開発は、着火のための素材。

冒険心・好奇心・匠の心のトライアングルに、「いのち」を足す。
自己表現は「社会的・個人的意義」、共感は普及、憧れは広報

でもさ、生活に宇宙必要?って聞かれたら答えられない。
GPS使わん人も、天気予報見ない人もいるし。
はやぶさももったいないって言われるけど、どう活かせばいいのかわからない。

日本中にいる「宇宙がちょっと好きな人」の力を集めたい。
宇宙少年団の戦力、ずっと横ばい。拡大しないと

受け止め方→後追いだけではなく、自己実現に?ごう
展開→イベントだけではなく、日常・継続性
主体とは誰か→リーダーは必要。でも主役ではない。
日常と宇宙→「日常に宇宙を見る」「宇宙に日常を見る」宇宙と日常というスクリーンがある。
発端とは→センサーを磨け! 危機・問題を解く力を! てか、どうして宇宙が好きなのか思い出そう。

的川先生以外の発言より
・「宇宙飛行士になりたい人」ときくと幼稚園児はほぼ全員手を挙げる
小学生低学年になると半分くらいになる。高学年はさらに減って、代わりに「無理」って声が聞こえる。
今の社会は、新しいことに挑むことも、責任を負うことも嫌がる。 そしてそれは子供に伝染している(植松電機の専務)
・はやぶさは機械なのに「命の尊さ」を教える最高の教材になっている。
アミニズムの文化との相性を考えても、これはすばらしいことだ。
・母親としては、日常への繋がりが見えてくれば、どんどん話題にできる。
・宇宙というもの自体が難しいというイメージを持っている。偉い先生にしかワカラナイ、というのが抜けない。

子供の大切なものを育てると、宇宙にたどり着くのが理想。
てかおまいらも、今すぐセミナー応募しろ。

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